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風評被害を防ぐために 〜茨城県、栃木県の放射線量

東日本大震災が起きて以来、関東各地のゴルフ場の来場者が激減している(もちろん東北のゴルフ場は直接被災しており営業出来ていないところが多い) ((京葉CCでは3月の来場者数は対前年比約50%減で、特に震災後は90%近く減少した。))。一つは自粛ムードが理由で、もうひとつは余震や放射線の被曝への恐れが原因と思われる。特に後者については、栃木県や茨城県など福島県に隣接するでは深刻であろう。 余震はともかく、放射線についてはどれくらい恐れる必要があるのだろうか。人工放射線(レントゲンなど)の1年間の被曝量の目安は1ミリシーベルトとされているが、これはかなり保守的な設定で、1回のCTスキャンでの被曝量は約7ミリシーベルトである。また、一度の被曝量として健康に害が出るとされるのは100ミリシーベルトからで、250ミリシーベルトから白血球の減少が認められる数値ということになっている。また、日本での1年間の平均自然被曝量は1.5ミリシーベルトであり、世界的に見るとこれは少ないほうだ。イタリア、中国、インド、ノルウェイ、ブラジルなど4ミリシーベルト/年を超す国も存在している。 4月18日現在の茨城県各地の放射線量をみると、多いところで毎時0.3マイクロシーベルト(=0.0003ミリシーベルト)で、この量を半減期を無視して1年間浴びたとすると、$0.3\mu Sv \times 24 \times 365 = 2,628\mu Sv$、つまり約2.6ミリシーベルト/年であり、一日数時間浴びても全く問題のないレベルの放射線量である。同様に栃木県各地の放射線量をみると、多いところで毎時0.2マイクロシーベルトであり、さらに低い。風向きなどによっては、放射性物質がまとまって到達する可能性もあるが、現在では原子炉施設の爆発などその原因となる要素がないので大きく変化することはなさそうである。

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